見直さないと損。住宅ローン金利を少しでも下げて新車1台分を浮かせる方法

お金のはなし
マンションや戸建てをローンで購入した方、毎月の返済は家計割合に対して小さくないと思います。ウン千万単位の借り入れで月の返済は数万~10数万円の方が多いのではないでしょうか。
仮に3,000万円を借入期間35年の金利1%で借入れた場合、利子は5,567,700円にもなります。借入額が大きくなれば利子の額は当然増えます。
4,000万円を同じ条件で借入れした場合、利子は7,423,880円にもなります。
住宅ローンを借り入れて以降は機械的に引き落とされているのであまり気にならないかもしれないですが、一度金利を見直してみませんか?
家計の見直しはまず固定費から。日々の食費をケチるより効果が出る可能性大です。

住宅ローン金利を下げる方法

では、どう住宅ローン金利を下げたらいいでしょうか。私が実行した方法を紹介します。

現在の金利相場を知る

現在の金利相場を知って自分の支払っている金利が高いのか低いのを把握する事が必要です。まずは他行の金利調査をしてみましょう。

私が借り入れている第二地方銀行(以下A地銀)での借り入れ当初の金利は10年固定金利で1.150%でした。
2017年に見直した当時、住信SBIネット銀行は10年固定金利で0.720%でした。

当時すでに住宅ローンの返済を3年進めた後でしたが、仮に35年で4,000万円を借り入れると、A地銀:48,607,227円に対し、SBI:45,263,219円となります。その差は約334万円です。

定金利or変動金利?

当時の住信SBIネット銀行は変動金利0.525%でした。
元のA地銀10年固定金利1.150%との差は、さらに大きくなります。
4,000万円を借り入れた私の場合、A地銀:48,607,227円 SBI:43,796,008円になります。

変動と固定の比較にはなりますが、総額でなんと約480万円の差となります。

変動金利は金利変動リスクがあります。2021年現在住信SBIネット銀行は0.390%!となっており、依然として低金利が続いています。当面は変動金利で問題ないかなと私は思っています。

借り換えをちらつかせてみる

金利の相場を確認し、今支払っている金利より低い銀行があればその金利を提示し借り換えをちらつかせてみます。私は、住信SBIネット銀行へ審査依頼をし、変動金利を提示していただきました。
ちなみに用意した書類以下の3つです。

  • 住民票
  • 直近1年分の住民税課税決定通知書または住民税課税証明書
  • 融資残高証明書(1か月以内の発行で直近の住宅ローン残高が記載してあるもの)

借り換えには手数料が掛かることは両行から説明がありましたが、借入先のA地銀からはあっさりと住信SBIネット銀行の金利まで下げてくれることになりました。
2021年現在、当時より金利が下がっているため、同じ対応になるかは分かりませんが、金利で儲けている銀行としては顧客を手放したくないはずです。
他行の金利を調べて交渉することは返済額を大きく減らすチャンスに繋がる可能性があるため、おすすめです。
但し、借り換えの費用を考慮していないと相手にしてもらえないことになるので、事前に調査しておきましょう。

借り換え手数料に注意
手数料や税金などの諸費用が借り換え時に費用として発生します。私の場合は00万円ほどかかりました。
身の回りにある手数料からすると桁違いに高額です。
この費用を考慮して借り換えをしないと、せっかく低金利の住宅ローンでも結果的に支払い額が安くならないどころか最悪高くなってしまうこともあります。

どれくらい得するの?

金利が何%の差なら得?

私の場合は0.625%下げられて金額にして約480万円です。諸費用に手数料10,800円+印紙代400円は掛かりましたが、例えるなら新車1台分の支払いを減らせたことになります。ただし、変動金利にしたため最終的にどうなるかは分かりません。

固定変動どちらが得?

未来を知ることは誰にもできませんが金利の推移を知ることはできます。
直近20年間は同じような低金利が続いているため私はこの流れはしばらく続くと考えています。

繰り上げ返済1度はおすすめ

本題とは逸れますが、繰り上げ返済を検討してはいかがですか?
繰り上げ返済に関しては低金利時代+住宅ローン控除があるためあまり積極的にしないという考えもあると思います。
一方で住宅ローン=負債、いわゆる借金であるため少しでも早く返済しておきたい気持ちもあると思います。

私は経験したいというのもあり、1度だけ繰り上げ返済をしてみました。
住宅ローン返済をして00年後に300万円を繰り上げ返済しました。返済期間はそのままに毎月の返済額を減らしました。
返済期間が変わらないのは微妙な感じはしますが、毎月のキャッシュフローに直接影響するので心理面でプラスに働きます。
また、お金を貯めようというモチベーションにもつながります。銀行の窓口で資産の話をすることは日常あまり無いと思うのでいい思い出にもなりますよ。

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